いつも通り
寝られないので、どうせなら初日の出でも拝もうと思い起きていました。
夜の間じゅう、ずっと明日になれば死んでいますようにと考えてしまっていましたが、初日の出を見たら気分も変わるんじゃないかと思って。
て、時刻を調べて窓からずっとみていました。
特に変わらない夜明けだと思いました。
人の人生を1日に例える名言があるんですけど、たしか17、18くらいが朝の6、7時だそうです。
その頃の私は、貴重な10代について何も感じず特に美しいとも大切だとも思わず、さっさと時が過ぎればいい、としかおもっていませんでした。
いつもと特に変わらないと感じる朝日をみて、まるでその時と同じ、その頃から何かを美しいとか感じる余裕がなくなっていたんだなと思いました。
どんなに美しいものが目の前にあっても、それを受け取る側が感じ取ることができなければ、それは存在しないのと同じなんじゃ…と思うと怖くなって
遮光カーテンを閉めました。
いつもは朝型に戻すために薄いカーテンのみで朝日を浴びるようにしているけど
今の私には無理です。
でも今日も明日も同じなら、明日とか明後日とか1年後とかの朝日を綺麗に思えればそれでいいじゃないですか。
みんながみているものに感動できなくても、何か問題あるんですか。
普通の日の日の出を綺麗と思えた方が、特別感を自分だけが見つけることができたことになるじゃないですか。
そんな反発心が芽生えた普通の日でした。
二度寝したい。