鬱の時に読んでる漫画1
鬱で動けなくて、でも寝てると罪悪感で苦しくてどうしようもな時に
ひたすら漫画を読んでます(小説は頭に入らないから。映像もちょっときつい…)昔読んだ奴読み返したり。
本当は食欲の出る本とか紹介できればなぁと思うんですが、
まだ見つけられてません。
漫画選びのポイントとしては
・絵柄が煩雑じゃない物。書き込みがすっきりしてるもの、理解しやすい物
・仕事と関係ない、社会人モノでも現実とかけ離れている物
・ギャグ系
・歴史系(ちょっとでも罪悪感が減る+賢くなった気がする)
・ほんわかで終われる青春物
・逆に世界滅亡とかぶっ飛んでる系(しばし現実を忘れられる感じのもの)
・説教系、熱い系ではない(仕事ハウツーとかではない)
が主軸ですが、私の好みによりぶれます。
まぁ、私がかーなーり、ナーバスなので、判断基準がかなり偏ってる+厳しいと思います。
鬱で弱った心を抉るようなフレーズや展開(サクセスストーリー的な)
は基本ないと思ってください。
あっても、おしつけがましくない程度です。きっと。多分。
で、内面を抉るような奴(毒親関連系、いじめに立ち向かっていく系)はほとんどあげてません
毒親が登場人物全員から毒親認定されてるようなやつは入ってるかもですが。
でも凹んだらごめんなさいね。感性の違いという事で…ここはひとつ。
そして、出来たらキンドルで買えるものを挙げて行きたいです。(外出るのも億劫だから。でも、もともと持ってる紙の本も紹介してるので、なかったら本屋かアマゾンで見てみてください。)本当は本屋さん大好きなんですけどね。
棚を眺めるだけで目移りするの楽しいですから…。元気になるまでは現代の利器、てゆーかシステムをフル活用して娯楽を享受しますよ。
多分、有名どころが多いので、知ってる人も多い気がします。
まずギャグ定番
■うすた京介先生
不条理ギャグ。言葉のチョイスとスピード感が秀逸。
めっちゃ笑う。
・すごいよ!!マサルさん
・チクサクコール(短編集)
順番としてはジャガー→チクサクコール→マサルさん いけそうなら武士沢って感じです。
チクサクコールはいい話が多いです。ギャグ漫画のはずなのに。
■増田こうすけ先生
ギャグ漫画日和(15巻まで出てる)
歴史偉人ギャグ 変態という名の紳士だよ!というフレーズは有名かも。
「神々と人々の日々」という結構真面目よりな歴史ギャグも書かれています。
■施川ゆうき先生
大賞とってるので有名でしょうね。
「オンノジ」は、誰もいなくなってしまった世界で
ひとりの少女(でも気にしてない)と、フラミンゴになってしまった少年が出会う 話です。
説明してなんだこれって思ったけど、絵柄と言葉遣いのシュールさと、
そして鬱の時の「一人きりになってしまいたい……誰もいない世界に行きたい」
というまさに鬱々とした気持ちを優しく包み込んでくれるストーリーです。
でもギャグです。安心して読めます。
「バーナード嬢曰く。」は、ギャグでありながら世界中の新旧名作を
ちょこっとずつ知れるお得な(?)漫画。やっぱり安定のギャグ。
知名度は低いかもしれないけれど、
とにかく、ぼーっとしたい、泣きたい、辛い世界を忘れたいという時は
「森のテグー」
「もずくウォーキング!」が断然おすすめです。
「12月生まれの少年」は、とにかくとにかく、
ちいさい頃の「あの」感覚(切なかったりちょっと不安だったりわくわくしたり)を
思い出させてくれます。
施川ゆうき先生に興味を持ったら自伝もどうぞ。どうしてああいう漫画が描けるようになったのか、ちょっぴり分かります。他にも「さなぎさん」という女子高校生ギャグも描かれています。こっちはふんわり度アップ。
デビュー作の「がんばれ!酢めし擬獄」は、なんかこう、独特の世界観です。(ここには貼ってないけどキンドルで買えます)
■麻生周一先生
「斉木楠雄のサイ難」
超チート、サイキッカー(超能力者)のゆるやか
非モテ高校生ギャグ。脇役の安定のゆるさと可愛さ。
そして安定のギャグとストーリーとオチです。
麻生先生は「僕の私の勇者学」というギャグ漫画で知りました。
■此元 和津也先生
川辺でのんびりだらだら話すだけの青春があってもいいんちゃう?
そんなシュール&のんびり男子高校生ギャグ。…ギャグ?
空気感がゆるい。でも、会話内容がめちゃくちゃ面白いです。そして絵が綺麗。
ちょっとおバカな瀬戸(でもいい奴)と、頭の回転は速いけどねじくれてる(でもいい奴)な内海がただ話すだけの漫画です。
彼らみたいにのんびり過ごしたいものです。
彼らはのんびりできる期間は限られていると知っているから、「あえて」何もしない猛者なんですけどね。
ギャグなのに、たまーに、なんでもないシーンで私は泣きました。
■羽海野チカ先生
短編集も人気なのかな…?
可愛くて、じーんとくる話ばかり。
基本登場人物にいい人しかいない。
少年の話(3話分が繋がっている)が好きで、
そこに出てくる老夫婦のお話に泣いてしまいました。
■田島 列島先生
つい最近知りました。多分各所で取り上げられてるはず。
安心して読める青春コメディー。絵柄は絵本かと思う位優しいです。
少女マンガみたいなキラキラした感じではない、素朴感。
なので、少女マンガ苦手な私もすんなり読めたし、
随所に散りばめられたギャグ?コント?が、もう、秀逸で。
水泳好きの女の子と書道部の男子が出会うボーイミーツガール系…といえばそうなんだけど、そもそもお近づきになるきっかけが、謎の「新興宗教のお札」。えー。
諸々あって。
女の子の「実父探し」について、男の子のお兄さん(今はお姉さん)が探偵をやってるので紹介→「実の父」は新興宗教に○○として関わっているのか……という設定だけ見ると複雑なのに、もうそんなどろどろしそうな話を
こんなに平和に爽やかに描けるなんて!!
■九井 諒子先生
前にもどっかで書いたけど
「ダンジョン飯」 。架空のモンスターをおいしく食べます。
食欲がない時にこれ読むと、あー食べることって楽しいんだ…と思えます。
九井 諒子先生の漫画はどれも本当いい…し、知ってる人も多いでしょうが
貼って置きます。ただ、泣けるシリアスも多いです。いや、ちゃんとギャグでコーティングされてるし傷を抉るような話はないです。
現代ファンタジー多め。
でも私は泣いちゃいました、いい意味で(狼少年の話、架空の国の旅行体験記など)
■藤栄 道彦先生
「 最後のレストラン」
これもどっかに書いたけど、偉人がひょんなことから
死ぬ直前に現世のレストランに来て(召喚されて?)、食事をする話。
死ぬ間際って、ほら、うつ病患者って何気にいろいろ考えちゃうじゃないですか…(同意の求め方酷くてすみません)。昔の人は何を考えたのかな、どう思って最期を迎えたのかなって、考えると少しだけ、気持ちが楽になるというか…そんな感じです。ファンタジーだし、実際は分からないんだけど。
■江口 夏実先生
アニメ化もしたので有名ですね。
もしも地獄があったなら…そんなゆるい地獄ギャグです。地獄の鬼ががんばってます。鬼も色々と大変です。
天国の話もあるよ。
これはもう、なによりキャラが面白くて、地獄を題材によくこんなネタ思いつくなぁと、感心しつつ読めます。ごくごくたまーに、いい話もあったりして。
■衛藤 ヒロユキ先生
魔法陣グルグル。の続編。安定のククリの可愛さ。
衛星ウサギテレビも冒険ものでよいですよ。
あ、クロマティ高校とかもいいかもしれません。荒川アンダーザブリッジもおすすめ…かな。はちゃめちゃな人達が暮らす河川敷の話。こんな河川敷があれば行ってみたいよ…。
Amazon.co.jp: 荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス): 中村 光: 本
逆におすすめがあれば教えて頂きたいです。
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以下、私は平気だったけど、
激動の話すぎてしんどい人はスル―してね。
あと、鬱の時に鬱の話読んで、より落ち込んですっきりさせるという
変な解消法もしてるので、そういうのも含みます。注意。
大体、青春鬱話、世界滅亡系、歴史物(描写がリアル)です。
■阿部 共実先生
↑これ、ほんと救われない気がする。
↑これは、唯一安心して読めるシュールギャグ。
↑タイトルにもなってる作品「大好きが虫はタダシくんの」は、
文章が頭で組み立てられなくなってしまった少女の話。
一時期、ストレスMAXでパニック障害+不安障害になっていた時の
自分と重なります。辛い時はこれ読んでました。
まず、人の言ってる事を理解するのに時間がかかる(かけてもできない)から、オウム返しになるんだよね…。それで、事象を前後の文脈から理解できない+自分の中で再構築できないから文章を作るときのオノマトペがおかしくなったり
ついさっき自分の言った事を忘れている(過度の緊張で覚えてすらいない)
伝えたいのに、伝える方法が分からない、信号が、ルールが、めちゃくちゃになってしまう。まじ壊れたコンピューター。人から見たら人間の形をしている分、余計に不気味に思われる。「頭おかしい」の一言で終わってしまう。
違うんです、どこかの配線が少しおかしくなって、アウトプットがうまくいかないんです。私そのものが壊れたんじゃないんです、配線ミスなんです。昔みたいに元に戻れば、また普通に話す事が出来るんです。でもそれすらも伝わらなくて、だーっと泣くしかない。みたいな。
ただ、こういう感覚って自分だけなのかと思ってた時に出会ったので
代弁して貰えたような気持ちになって、少しだけ楽になったのでした。
■高橋しん先生
↑未完ですけどね。これも食べるお話。でも、世界観がもう色々終わってそうな日本なんです。「最終兵器彼女」の高橋先生らしい、世界滅亡系だけど、愛らしい女の子(人妻)が今日もせっせと旦那さん(生死不明)のためにご飯を作る話。
■久慈光久先生
拷問シーンとか苦手な人は注意。
でも、激動の時代の人々の生命力に触れられる気がする作品。
また気が向けば足していきます。