通院と自尊感情と周囲への理解と 回復するタイミングは自分で決めさせろ
現在でも身内からのダメージがちょこちょこあるので(しかもよくなってきた時に限って!)
助けなくていいから邪魔はしないでくれと言いたいがでも、無職中は関わりを100%なくすことはできないので(本当は家族に助けて欲しいし、甘えたいよ。今までのこと謝ってほしいよ。そして認められたいよ。大人の私ではなく子供の頃の私に。でも圧倒的に傷つけられることの方が多いから、諦めて離れることにしたんだよ。)
ということで、私の通っている病院の先生から説明を受けて貰うことにしました。
・焦らせない事(食事が出来たら、もう調子が良くなったんだな!と言わない)
・波がある事 (なんで昨日は元気だったのに今日はだめなんだ!と怒らない)
・(というかほっといて)
・鬱というより今までの家族間、社会とのやりとりで沢山の問題を抱えている事で、
一時的に自信喪失、不安障害が悪化していること
以上のことを、説明して貰おうという試みです。
まぁ、それも大波乱だったんですけど。
まず拒否。専門家じゃないから聞いても分からない(身内のことだぞ…胃潰瘍やガンなら付き添いもありと考えるのに精神科は別らしい)
予約したのに当日、「自分も胃の調子が悪くて病院予約したから今日は無理」と言う。何故ブッキングしたの? 前々から言ってたでしょ?
というと、自分は胃潰瘍かもしれない、胃欠損かも、最悪手術だ、とのたまう。(めちゃくちゃ食べてるのを知ってるから、なんでこんな分かりやすい嘘つくのかと脱力する)
急がないなら、火曜に行けば? こっちは予約して先生も時間取ってくれてるんだけど(心療内科で時間取るの大変なんだぞ…)というと
車で送るから、一人で行ってこい(普段は一人で行ってるわ!)。などなど
このやりとりの中でも頭が痛くなったんですが、
とりあえず結果はだめだめでした。(以下、色々はしょってます)
親は外面はいい人間なんで、
とりあえず、いつもお世話になってます~先生のお陰で良くなってます~(そこまでなってない)からの営業トーク(?)にお医者さんも、はぁ、どうも…という感じで始まりました。
ひとまず医師が現状説明する前に、この親はどれくらい把握してるんだろうと
思ったのか、
「お嬢さんが子供時代に、何か気になった事はありますか?」と質問されたんですけど(実際は不登校+うつ状態で心療内科を受診したいと言っていた。)
「いや~私立に入れたのは間違いだと思ってるんですわ~まずは公立で地域の友達を作ってから徐々に友達を増やしていくべきで、地域の繋がりが希薄でしてetc」
と、某世間を賑わせたご母堂会見みたいなことを言いだし、
医師も話しを区切って
医師「11月の○○(私)さんは、不安障害が強く、やっと最近その強い緊張が解けてきた状態です」
医師「もともと、強い不安があったようですが、それが東京でスイッチが入ったみたいで」
父「そうなんですよー!!!だから東京は反対してたんですうんぬんかんぬん」
医師「(困惑して言葉を探している様子)……」
略
医師「過去の辛い事もいろいろあって、それを一気に開けてしまうと辛い時があるので」
父「ですよねー!!! だから過去の事は忘れて、今を生きろって言ってるんですけどねー!!!!」
医師「……で、まずはゆっくり焦らず、療養していく方針です。決して鬱病ではないですし統合失調症でもないです。(←これは母親が私の事を精神分裂病みたい!と罵った事件を踏まえて)、どこの職場でもある程度適応できる方です。ただ、今はちょっと」
父「そうですよねー!!! 病気じゃないって常々言ってるんですよ!!(←そもそも鬱状態と鬱病の違いが分かってない)安心しましたー!!」
医師「……ちょっと○○(私)さんと薬の相談があるので、一旦外でお待ちいただけますか」
医師「(溜息)……」
私「(げっそりして言葉を出す気力がない)」
医師「今の状態で、あれはきついなぁ…」
私「はい」
医師「あれかな、昔から、話を聞かない感じかな。決して悪い人ではないし、真面目な感じだけど、こう、話が通じないっていうか」
私「はい」
医師「ちなみにお母さんは?」
私「ヒステリーだし、もっと酷いです。」
医師「それは疲れちゃうねぇ…」
私「だから、東京に逃げました」
医師「あー、やっぱり、東京はシェルターだったんだねぇ…。地元でもシェルターを見つけることを目標にしよう。それまでは最低限の関わりの方向で」
私(医師が……家族への説明を諦めたということかしら)
私「あの、父親は自分に都合のいい事しか記憶しない性質なんで、今回の病気じゃないって説明はイコールしんどくないっていう解釈になって、ちょっとまずいです」
医師「あぁー…色んな例を出して説明したけど、伝わってないっぽいか…」
私「はい、そういう人です。私が不登校だったこともなかったことにしてるし、そもそも覚えてないというか、重要じゃないというか…」
略(てか疲れて何話したか忘れた。医師もなんか、普段の薬を言い間違えるし、ちょっと翻弄されてたのかもしれない)
医師「今週末、また来て下さい」
私「はい」
ー完ー
なんか、めちゃくちゃ、こう、いろんなことすっとばして
テンパって診察受けた感じで、(最近不眠気味なのも言えなかったし)
疲れただけでした。
父は「あの医者と考えが合わん」と言って「今度話すときは原稿を書いて行く」と
いいつつ、めっちゃファミレスでハンバーグ食べてました。原稿て。プレゼンか。もしくは打ち負かしたいのか。
そして胃潰瘍はどうした。
ただ、なんか、「うちの家変ですよね!?」ってのを医師が体感してくれたのでよしとします。するしかない。
一応補足として父に、「あのね、病気じゃないからすぐ治るって言ったんじゃないよ。それに、過去のことを忘れて今を生きろとも言ってない。過去の事もゆっくり整理しましょう、そのためののんびりさせてください、なんだからね」
と言ったんですけど「わしはそうは思わん」の一蹴で終わりました。ちーん。
まぁ、もうこれからはもっと関わらないからいいよ。
私は私自身に価値があるって自給自足するしかないし、
親からの否定より自分の肯定を信じる練習をしていかないと。
ただ、腹立つわー。
過去を忘れて今を生きて欲しい…だと…!?(某死神漫画風にしようとして失敗した)
いじめっこから言われたら一番腹立つ言葉じゃね?
そういうことです。
そして、
あのさ、
声を大にして言いたいんだけど
毒親っぽい家庭に育った人間に
「過去は過去、いつまでもうじうじ考えてると損だよ!」
とか
「いつまで親のせいにすんの、いい加減大人になれよ」
とか、そういう意見をいう人って結構いるだろうけど、
そういう考え持っててもいいけど、(思想は自由だから)
回復しきってない人間にとっては刃でしかないんだよ。
だから、極力そういう意見を見ない事で身を守ってたり、モラハラっぽい雰囲気の人に近寄らないようにしてたり
逆に共感できるブログを見て(先日の櫛海月さんの記事しかり)
カタルシスを得たり、そういうことで
生身の柔らかい傷つきやすい部分を時間と共に少しづつ硬化していって、
社会に戻っていくんだよ。
あのね、傷ついたのは「現在大人の自分」じゃなくて
「子供時代の自分」なわけ。
大人の自分ならそりゃある程度理不尽な仕打ちに対処できる。
でも武器を持たない、自分で生きれない子供時代の化石みたいに傷ついたまま自分のケアって、もういろんな物を掘り起こさないと出来ないわけ。
で、掘り起こす作業は人それぞれだから、やり方は一概には言えないけど、例えば
・面と向かって言えないからブログに書く
・ツイッターで呟く
・漫画に描いて、小説にして、発表する
・友人、恋人に聞いて貰う
いろんな方法があって、これを自由にやる権利はあると思う。
何回も何回もフラッシュバックして書いてる(言ってる)方もしんどくなることもあるけど
それをしないと、掘り起こせないの。(あ、掘り起こさずに寝かせておく方法もあります。でも、吐き出している人は見ないふりが辛いから掘り起こしている訳で)
「いい加減、過去の事とは決別しなきゃな……」
「これからは自分は自分、親は親と考えて生きよう」と
本人が
思えない限り、この修復作業は完了しないんじゃないかな。
とりあえず、傷の深さを知らない外野は黙っててということです。
人ひとりを理解するのってすごく難しい。
だから、善意の意見でも簡単に人を傷つける。
弱ってる人間は、多分自分の弱り具合を知っているから
しばらくは怪我した魚みたいに穴蔵にひそんで、回復を待ってる。
そこにライトを照らして「そんな所にいるから治らないんだよ! もっと栄養のある所に行きなよ!」っていうのは、まじ余計なお世話です。
そういう所に行きたい人はどうぞ。活躍してください。
そしてそういう意見を言いたい人はどうぞ。(鬱は甘え、ACは甘えという意見は否定しないよという意味です)
私は見ないけど。
同じ傷を持っている(それだって、程度も範囲も内容だって違う)、
思慮深い人達と、しばしの休息を取る。
回復するタイミングは自分で決めさせろ
私は私自身と、あと専門医(今のお医者さん)と支援コーディネーターの人、
そして数少ない付き合いの長い友達とゆっくり回復していこうと思っています。
あ、焦りから先走っちゃう事もあるからね。そういう時はやっぱり専門医なり
客観視してくれる所がストッパーとして欲しいですね。
焦って復職して悪化した私の経験からだけど。
ではでは。疲れたから夕飯まで仮眠とる。